原作未読。
とにかく痛くて、突き刺さる。
10代って、なんでこんなに自分の頭の中で描く世界が全てで、それを真実のように思っているんだろう。本当は全然そんなんじゃないのにね。
ーなんてことは、その時期を通り過ぎてしばらくしてからやっと、なんとなく分かることだけど。
大人になってからだって、うまく行かないことはたくさんある。
だけど彼らの時代なら、泣いて、ぶつかって、くっついて離れて、、正々堂々やれる。ダサくてカッコ悪くて自己嫌悪して、、、そんな思いをするのは本当に嫌なんだけど、大人になってからは尚更そんなことできないし、きっと貴重なことだと思う。
バツをとって、主人公が一歩踏み出した時の世界、本当に綺麗だった。
聞きたくないものもあるけど、それが現実で、耳を塞いだままじゃ聞こえないものがあるのも現実。
綺麗なままじゃいられなくて、
振り返った時に初めてみえるものこそ青春なのかも。