このレビューはネタバレを含みます
小学生の頃、友達をいじめたことがある。
そのいじめがいつ終わったのか、都合のいいことに覚えていない。
小学生の頃はその事が親にバレるのが怖くて、怒られるのが怖かった。
中学生になると、いじめたその子が何を思っているのか怖くて、いつも独りでいるような気がしていた。
高校生になると、自分がどれだけ最低な奴か分かるようになってきた。謝りたい、謝れない、全て自分が悪い、どうしたらいい。分からなくてわからなくて、苦しかった。
大学生になってやっとその子に謝った。でもその子は「覚えていない」と言った。
赦されたなんて思っていない。これからもずっと小学生の私を背負っていくのだと思う。
そんな忘れようとしていた過去を思い返す映画だった。