「リズと青い鳥」の表現が好きだったので、同じ監督で評価も高いこの作品を観ました。
原作はマンガ大賞で話題になった時に読みましたが、何度も読める内容ではなく、数年ぶりに作品に触れました。
2時間でまとめているのでカットされている部分は多々あるのでしょうが、非常にまとまっており、原作を知らなくても理解できると思います。
ただ、おばあちゃんだけはもう少し描写して欲しかったです。
登場人物みんな欠点を持っていて、それを作中で平等に見せており、それぞれの言い分を良い悪いではなく客観的に提示している部分が非常に良かったです。
原作同様、映画盤でも心が抉られるような内容でした。登場人物みんな自分勝手でみんな理解でき、自分にも心当たりがあるから観ていて辛くなりました。
伝える手段だけではなく、伝えることの大切さを教えてくれました。
主要人物ほとんどみんな好きじゃありませんが、それでも私にとっては心を動かされる良い作品でした。
花火の映像がとても綺麗でした。
