なんとなく気になってみてみた。
生活への不安があるのに社会と隔離された場所に身を置いてしまったがために、縋れるものは信仰のみ。でも信仰心が状況を改善してくれるわけではない。そんな行き場のない思いを抱えているからなのか、起こる出来事に冷静に対応できない。
移動も連絡も気軽にできない、そして信仰が社会の重い秩序になっていた時代には、きっとこういう人間関係に起こる悲劇は珍しくなかったんだろうと感じた。
あと、兄弟の中の年長者×女性というポジションの窮屈さよ…。しっかりとした史実は知らないけど、なぜこの時代に魔女と言われる存在が生まれたのか、そんな経緯の一端を説得力を持って観た気がする。
音響演出が不気味さを加速させる。
2001年宇宙の旅のモノリスのシーンを思い起こさせた。