ウィッチのカッキーのレビュー・感想・評価

ロバート・エガース監督の代表作、民話や裁判記録から着想を得たという、17世紀のアメリカのニュー・イングランドが舞台の魔女ものだ🧙‍♀️

そもそもの疑問だが、魔女狩りはあって、魔男狩りは何故ないのか？
英語ではwitchと、wizardって言葉があるのに、日本語では魔男って言葉がないのが不思議だ。

いわゆる魔女や悪魔は、宗教を信じるが故に、自分の脳裏で創り上げたものが信じるが故に見えてしまうのではないか。
そんなこと言ったら、熱心な人には怒られそうだが、宗教＝心の支えは必要だと思う気持ちがある反面、行きすぎると怖いと思わされるのは日本人だからなのか。

とりあえずアニャが可愛いのだが、ロバート・エガース監督作品は共通して陰気な雰囲気が徹底していて、照明？撮影？スタッフが良い仕事をしている。

魔女がいたのかいなかったのか、それを信じるか信じないかは人それぞれではないか。

この作品に関して言えば、家族が崩壊する元凶である魔女に、あの時代に生きたヨーロッパ出身の人々は心を囚われ理解出来ないし、宗教色の強い生活は私は無理だ。

• #アニャ・テイラー＝ジョイ
• #ロバート・エガース