内容はホラー。日本のホラーのように急に出てきて脅かすような安いホラーではなく感情に問いかけてくるようなホラーです。
クリスチャンのお話で時代的な部分もあるとは思いますが日本人で無宗教の自分にはとても理解しがたい言動が多々ありました。
私が1番印象に残った場面は主人公が母親を殺すシーンです。首を絞めている母の手を払う抵抗として1回、その後の数回は母に愛されない、信じてもらえない悲しさが爆発し感情に任せナイフを振っていたように思います。母に押し倒された時、落ちていたナイフを拾うや否や切りつけていることから仕方がなく殺してしまった、のではなく殺意を持って殺したのだと感じました。
雰囲気や音楽、キャラクターもよくて世界に入り込めました。
私は何も予習せずに観たので最後の文章では驚きと恐怖で鳥肌が立ちました。
とても綺麗な作品でした。
