マリッカ

ウィッチのマリッカのネタバレレビュー・内容・結末

ウィッチ(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後まで興味深く見れました。不気味な暗い雰囲気、陰鬱な家族、深い森‥全てが完璧に題材にマッチしていて、17世紀という時代を完璧に再現していました。しかし強すぎる信仰心というのは、時に凶器となりえますね。現代に生きる日本人の自分から見たら狂信的やなと思いましたが、あれがあの時代の普通やったんでしょうか‥やとしたら、灯がない真っ暗な中で魔女が信じられてたのも無理はないでしょうね。あの家族は色んなものを恐れているから信仰心が強い。自信がないから、あんなに祈らずにはいられない‥そんな感じ。
トマシンがかわいそうでイライラしたシーンも多々ありました。

自分なりの最後のシーンの考察ですが、トマシンは自らを売ったのでは?あの男は女衒かなんかで、奈落の底、つまり不幸な境遇に足を踏み入れていった‥と考えられないでしょうか。だから結局魔女はいなかった、とか。
あの魔女はみんなの心の不安の象徴とか?わかりませんが。

とにかく見応えありました。本物のホラー映画でした。音楽もよかった。
マリッカ

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