【映画は絵画になり得る】
観賞お初のアラン・ロブ=グリエ監督作品。
最初は雰囲気がゴダール監督っぽいなと思っていたのですが、なんだか様子がちがうぞ…
不思議な映画でした。
いつか見た夢、幻覚、絵画なんだろうな。
というのが観終わってからの感想です。
白、赤、青の色調が素晴らしい。
そして女性を美しく撮るのが大変お上手!
死体でさえも美しい…からのSM。
グリエ監督の審美眼が冴えまくっています。
あの作品の中で最初から最後まで多様されまくっていた、ひとつひとつのカットが絵画と同じ構図の撮りかたを活人画というんですね。
勉強になりましたー!!
独特な絵画的カットの連続は、大好きなピーター・グリーナウェイ監督の映画でよく目にするため、私の脳内でもすんなり受け入れることができました。
グリーナウェイ監督も、ロブ=グリエ監督の影響を受けているのかしら?