おとうちゃん

ぼくは明日、昨日のきみとデートするのおとうちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
この方法が あったか!

恋愛アンチな上に背の高いイケメンに偏見のある嫉妬深い私め。
見るからに性格に難がありそうな福士蒼汰と天性の悪女顔の小松奈菜の恋愛映画を観ることになったのには理由がある。
私めが恋愛映画を苦手なことを知らない、いつものTSUTAYAの店員に「これ面白いから観て」と勧められたら観ないわけにはいかない...渋々鑑賞。

運命的な出会いで愛美に一目惚れをした大学生 高寿が、やがて明かされる彼女の秘密を知り、奇跡の時間を過ごす...SFラブストーリー。

なんだこれ...面白れぇよ♪

何故か愛美が携帯電話を持っていない。
そのお陰で恋愛映画に必要不可欠な、逢いたいときに逢えないもどかしさや「すれ違い」によるハラハラ ドキドキ イライラを違和感なく演出している。

最近の邦画に多く取り入れられているが、タイトルの出し方も粋に凝っている。

何より、愛美の秘密の設定が素晴らしい。
出合う...デートする...明日の約束をする...手を握る...名前で呼び合う...そして...
恋が進展するたびに涙する愛美。

「あなたの未来が分かるって言ったら、どうする!?」
かなり、ミステリアス!

あまりにも切ない“たった30日間”の恋
限られた時間の中で育む愛をテーマにすると、安易に病気や死を題材にしてしまいがちだが、この設定なら違和感なく面白く仕上げることができる。

恋愛アンチな私めも バッチグー✊♪

まさかラストでバックナンバーの「ハッピーエンド」が流れて来るとは、嬉しいサプライズ。
思わず一緒に歌って、サビの部分で咳き込んじゃいましたわい( *´艸`)ゴホゴホ!

自然光を意識した映像...色白の小松奈菜は自然光が良く似合う。
『渇き』の時の魔性の小松奈菜は、何処に行った!?

ミステリアスな表情と笑顔のギャップに いちいちドキッとさせられる。
そして、その表情と涙の意味が分かった時・・・
「やばい、抱きしめたい」

やっぱり、彼女は魔性です♪