Jean

ぼくは明日、昨日のきみとデートするのJeanのレビュー・感想・評価

3.0
2020.01.01  日本語視聴

5年に1度しか会えない
あなたに私は恋をする。

昨日のあなたと恋をする。

運命という名の時間。

それは、本当に運命なのか。
それとも、なぞられた使命という
演技なのか。

一寸先も見えない目の前の時を過ごす。
それは、一緒に時間を紡ぐということ。

メモ帳通りになぞられた人生を
誰が歩みたがるだろうか。

少なくとも、私は知りたくない。

運命が決まっていたのなら、
例え決まっていたとしても、
自分の精一杯の選択を信じたいから。

タカシはエミの痛みに耐えながら
歩んでいる軌跡を知り、
強くなれた。

誰かの痛みを知ることで
人はより一層、強くなるのだろう。

彼らの痛みは、時のすれ違い。

その痛みを分かち合えたのは、
心がすれ違っていなかったから。

2度と戻れない私たちの人生は、
一瞬で唐突であっけない。

はかないからこそ、
人生はおもしろい。
美しい。

これからの人生を精一杯、
時には美しく。
ある時は、どろくさく。

また会える?
そう誰かに誰かのもとに辿り着きたくなるように
向き合って生きていこうと思う。
Jean

Jean