ヤッスン

青空エールのヤッスンのレビュー・感想・評価

青空エール(2016年製作の映画)
3.9
2時間の全てが青春で輝いて眩しすぎた1本。
青春学園部活応援映画として、グッとくるシーンも多く楽しかった。
同じスタート地点から野球部と吹奏楽部の2人が、お互いにエールを送り、お互いを支えに部活に励む。物語の中心は吹奏楽部のつばささんだけど、それぞれがしっかり段階を追って夢の実現に向けて実力と意気込みを身につけるので飽きない。
ラストまで、予想通り、言ってしまえば王道テンプレの連続で駆け抜けていくものの、むしろソレを求めてしまうので、そのテンプレ展開が最高にアツい。これぞ青春。

キャスト陣皆良かった。特に竹内涼真なんかは出てくるシーン全てでイケメンビームを発射し序盤でイケメン度がカンストするので、男も惚れる爽やかさ。
上野樹里や「まれ」姉弟も輝く。松井愛莉さんの輝きも印象深い。

お互いを「エール」として恋の相手として不器用ながら突っ走る、応援を描いた見事な映画だったと思う。
ただ、もう少し観たかった描写や、吹奏楽部の結果をエンドロールでオマケ程度に流すのはどうなんだろうか、と。細かい不満は残るものの、満足度は非常に高い作品だった。
ヤッスン

ヤッスン