みおこし

卒業白書のみおこしのレビュー・感想・評価

卒業白書(1983年製作の映画)
3.4
大学受験目前の高校生ジョエルは両親が旅行中であることを良いことに、自宅に売春婦のラナを呼ぶが、お金が足りない。これをきっかけに留守中さまざまなトラブルに巻き込まれることになるが...。

自業自得というか、おバカというか...とにかくトム・クルーズがかわいそうになってくる映画(笑)。昨日更新した『フェリスはある朝突然に』も両親の留守中の悪さをひたすら隠す作品でしたが、本作はさらにその上をいくレベルの悪行をしまくるので、売春婦のヒモに追いかけ回されたり、自宅の家財を勝手に売り払われたり、もはや手遅れか...と焦るレベルのトラブルに巻き込まれていきます。
ジョン・ヒューズ監督作品はどれもどこか爽やかで明るい映画が多かったですが、本作はその点ではマリファナや売春婦も登場するので、よりワル要素が強め(笑)。でも高校生活最後の悪巧みと思えばある意味可愛いものに見えてきたり...!

一見やりたい放題のジョエルですが、危険を顧みずにチャレンジした末に得たものもいくつかあって。両親が帰宅する頃には表情がどこか大人に変わっていて、なんだか感動。原題の'Risky Business'そのままの方が邦題より合っている気がしました。
また、ふざけたコメディシーンが多い一方で「人間は高望みしてもいいんだ」というラストのお父さんのセリフなど、グッと来るセリフもありつつ。時に好きなことに全力投球する時間も必要ですね!こういう若い精神をいつまでも持ち続けたいなとふと思える一本でした(笑)。

レベッカ・デモーネイが色気たっぷりでとにかく美人さん!サービスシーンもたくさんあったので、男性ファンはたまらないはず...。トムとこの作品で出会ってからしばらくお付き合いしてたんですね。
トムも若くてピチピチ!ブリーフ姿で歌うシーンはあまりにも有名ですね。
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