このレビューはネタバレを含みます
父を追いかける夏美が、父と出かけた思い出の地での成長の物語。
私自身、最近父との葛藤で思い詰めていて、あらすじで主人公が父を亡くしていたと知ったのと、高沢さんの本にはまりつつあったので鑑賞した。
とにかく感じたのは夏美が自立しているということ。
1人でバイクに乗って移動したり、1人キャンプをしたりと1人でいることに躊躇していない。彼氏に対する依存も感じなかった。
1番印象に残っているのは、お世話になるお店でのおじさんが夏美に言ったセリフ。
「君は父親に愛されていた。人と比べなくていいんだよ。」
そのセリフはまるで、自分に言われているように感じた。私は父に愛されていたのだと映画を通して分かった。
夏美の彼氏との関係も、一度別れがなかったら説得力がなかった。一度別れて、また付き合いだしているのは夏美の性格からしたら少し違和感はあったけど。
これからは、自分自身自立して、父に少しでも感謝を感じられるような人間になりたい。
夏美みたいに諦めないで、自分の夢を追いかける。