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鬼談百景のkaitomoのレビュー・感想・評価

鬼談百景(2015年製作の映画)
3.0
イマイチな話のが多いが、面白いのも少しある、怪談短編オムニバス。この打率で十本は多い。
短編で時間がないからって「どういう理由でいつから現れたのか誰も知らない」とか言って、意味付けをあからさまに放棄しちゃうと、手抜き感で逆に怖さもなくなる。そこは勝手に想像させるように巧くやってほしいところ。
『追い越し』3.5
意表をつかれ笑った。掴みとしてはまずまず。速かった。
『影男』2.0
バンバンうるさいタイプのお化け。引っ張った割につまらない。最後観に行って欲しかった。
『尾けてくる』2.5
よくある話。平凡で語りどころのない一本。
『一緒に見ていた』3.0
首吊りかぶり。びびるというより怒っている男が面白い。
『赤い女』4.0
赤い女に勢いと迫力があって、コワ面白かった。一番好き。
『空きチャンネル』2.0
取り憑かれている描写は良かったが、特に面白味のない話。
『どこの子』2.0
関西弁の変な演技のせいで、怖さゼロに。よく分からない。
『続きをしよう』4.0
墓で遊んでいたら、嫌な感じの呪いにかかる子供たち。後半怪我しているのに嬉しそうな子供が印象的。他と明らかに毛色が違って新鮮。怖くてまとまりのある良作。
『どろぼう』採点不可
どろぼうって…?難解で理解できなかった。
『密閉』4.0
最後に相応しい豪快な一本。見つかってシュルシュルと引っ込む描写がシュール。あの中は四次元?
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