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鬼談百景のyapのレビュー・感想・評価

鬼談百景(2015年製作の映画)
3.0
2017.06.25鑑賞。オムニバスホラー。中村監督の怖がっていいのか、笑っていいのかわからない冒頭の「追い越し」から始まる。女性の表情のドアップで終わるあたり、笑わせたいのだと思っている。監督のスケジュールの都合上と思われるあの撮り方はコワさもやっぱり半減。
「影男」「尾けてくる」・・・安里監督は「劇場版零」しか観たことなく、好みではなかったのだが、特に「影男」は素晴らしい出来栄え。影男のならす音が絶妙ですね。まるで、拳銃を撃っているようにも聞こえる生理的に恐怖を感じる音。主人公が根岸さんで、舞台が根岸さん演じる女性の自宅=数十年もその家に住んでいるにもかかわらず、突如その空間が霊の恐怖にさいなまれるという設定がありそうでないし、ハードルが高いとも思える。そして、影男はもちろん、根岸さんも十分に怖い笑。「尾けてくる」の男性もそうだけど、キャスティングが良いですね。霊出現後の女子高生のリアクションが遅く、恐怖がそがれると思った。編集のせい?
「一緒に見ていた」「赤い女」・・・大畑創監督。しっかり怖いのだけど、どこかユーモラスな「一緒に~」。突然、ぶちこんでくるすっとんきょうな「赤い女」は恐怖以上に驚きが楽しい作品。
「空きチャンネル」「どこの子」・・・お初の監督。ハマらなかった。
「続きをしよう」「どろぼう」・・・「先生を流産させる会」の内藤監督。依然として、生理的・倫理的にアウトな作品をぶちこんでくる。
「密閉」・・・白石晃士監督。モキュメンタリー作品が多い彼にとって、この手の形式の映画は珍しい。いやぁ、怖いし、マジで面白い。ひたすら上手いなぁと唸る。
個人のベスト3は「密閉」>「影男」>「赤い女」でした。