EmiDebu

鬼談百景のEmiDebuのレビュー・感想・評価

鬼談百景(2015年製作の映画)
2.0
夏の間に映画をたくさん見ないと行けなくなって短めのホラーから一つ。
夏はやっぱりクーラーガンガンの部屋で見るホラーだよな!そんな気持ちで蓋を開けてみたらびっくり仰天。散りばめられたシュールさに鼻笑い。
短編をつなぎ合わせたオムニバス形式の個人的に笑ってしまったところをいくつか紹介したい。まず女子高生のサプライズバースデーの様子。家に招待されて到着したら物陰から友人たちが現れクラッカーを鳴らす。これはよくある光景だ。その後謎の花札。風船をポンポンする遊び。家中を走り回りながらクラッカーを避けるサバゲー。これもうオッサンが考えたとしか思えない。夜になって怖い話し始めたら「そんなのつまらない」とスピーカーから音楽を流し始めて、急に踊り出す女子高生たち。俺は一体何を見せられてるんだ!!

空きチャンネルというラジオで拾った変な電波の放送にどハマりしてしまう話では急遽現れるエイリアン(友人の脳内イメージ)

幽霊に襲われる英語教師の最後の言葉「excellent」

続きまして、ネット上のネタ動画になりそうなくらい面白いから是非また欲しいんだけど、子供たちがお墓で遊ぶ話。1人ずつめちゃくちゃ大袈裟な音と怪我を負いながら「もう家に帰る!」と抜け出ていく。いや、序盤にやめとけよ!なんでラスト1人になるまで続けるんだよ。途中からは怪我して自分が抜けられることを喜ぶ子供達。誰一人として泣かない。墓石倒れて足の指挟んでも泣かずに帰る女の子。これは強い。足の角に頭から突っ込んで額が避けても「じゃあ帰るね」強い。ガラスの破片が思いっきり手に刺さった男の子。「ほら、血が出ちゃってるから。帰るね」ジョジョかお前らはくらいのタフネスを繰り広げる。
そして一番面白かったのがスタッフロールの初っ端。
ナレーション 竹内結子
まさかの!まさかの大女優が声だけでこんなしょぼい映画に!!
EmiDebu

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