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エヴォリューションのCのネタバレレビュー・内容・結末

エヴォリューション(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

いつまで水面映しとんねん。

成人女性と10歳くらいの男の子しかいない孤島。島の周りは透明度の高い海。島には田や畑はなく、娯楽施設や商業施設、そして学校も見当たらない。家には飾り気がなく、家具も必要最低限。電気もなくTVやラジオ、本もオモチャもひとつもない。

その島で母親のような女と暮らしているニコラは、ある日病院に連れて行かれ、検査ののち入院生活が始まる。そこには友人も入院していて少し安心するも、わりとカジュアルに死んだりしていて不安が募るニコラ。そして気が付くニコラ。この病院どうもおかしい。

そう言えば世話をしてくれていた女は誰なんだろう。背中にあるタコのような吸盤は何なのだろう。そうこうしている内に大きくなった下腹部をメスで切開されるニコラ。そして取り出される…胎児。

だけど他での暮らしを知らないニコラにはこれがどう云う事なのか見当も付かない。でも観覧車の絵を褒めてくれた看護師のステラが島の外に連れ出してくれた。島にはない観覧車や車、動物の絵が描けるニコラは島の外から攫われて来たのだろう。他の子もきっと。

目が覚めたニコラを小舟に残して海へ飛び込むステラ。行かないでと呼ぶももう戻ってこないステラ。向こうに見える町の灯り。エンドロール。(ロールしないけど)
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