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ヴェロニクと怠慢な生徒のgenarowlandsのレビュー・感想・評価

ヴェロニクと怠慢な生徒(1958年製作の映画)
3.6
(ジャケットの写真と内容は違っています。)
ロメール初期の短編。リアルでおもしろかったです。家庭教師が熱弁ふるっても、ポカーンとやる気のない生徒との、ちょっとイラとするおかしなやり取り。やる気ないけど降参したくないから、とりあえず「なぜ?」を連発して家庭教師を困らせる作戦。最初は熱く答えていた教師も突っ込まれて立場が逆になっていることに気がつく。
家庭教師も負けていない。
家庭教師、塾あるあるでした。

子どもが自由に振る舞っていて、脚本のセリフを演じているのではなく、条件つけたアドリブに見えました。そういう意味でも生徒の圧勝。圧迫面接にもみえました。

ふと懐かしくなった学生時代に家庭教師していた子どもたち。
「木へんのつく漢字1分間にどれだけたくさん書けるか競争」で家庭教師連勝中だったのに、「先生、今日はルール変えました。足でどれだけ書けるかです」と、足を机にどんとのせて、鉛筆挟んで練習の成果を披露。立派なものでした。こんなこと練習したなら1字でも覚えればいいのに…🤣
楽しかったなあ。
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