ボーダーラインっぽいものを想像して
戦争映画と思って構えてたら、
コメディ多めのシリアスなストーリー😳
1995年、停戦直後のバルカン半島
井戸に落ちた死体によって生活水が汚染され
NGOの国際活動家が派遣され
死体を引き上げるがロープが切れてしまい
新たなロープを探す事に…
歴史的な背景を知らずに観てしまったので
戦争の残した爪痕のリアルさには驚きました
戦争は終わっても人々の生活は苦しく、
ロープ一本探すだけでも危険が沢山ある
戦争を題材にした映画だけど、
銃撃戦や血が出るシーンは全くなく
ひたすらピリピリした状況が映像で伝わる
明るい音楽とユーモアある会話で繋ぐけど
突然来るリアルな場面は戦争の恐ろしさを
改めて突きつけられました。
ベテラン俳優揃いのキャラクター達は
それぞれ個性的でユーモアがあって面白い
中でもティム・ロビンス演じるビーは、
暗い映画の中に笑いを落とすいいキャラ🙆🏻♀️
ベニチオ・デル・トロも渋くて強面だけど
優しさのある表情が良かったです。
でも何とも歯痒い、世知辛い映画でした
