勝沼悠

トランス・シューター ~早撃ちデス・ゲーム~の勝沼悠のレビュー・感想・評価

3.8
 コロンビアで防弾チョッキを着てのガンファイトが裏で流行していた。あるガンファイターの男がガンファイターであった兄の仇を探しているという女ガンファイターに出会う。

 これはガンファイトという設定のかっこよさが光る。ノックアウトルールなので防弾チョッキ越しとはいえ何発も打たれることになるのだから、命を削って進む刹那の道なのだ。主人公の最初の会話がいい。「これやる前は何やってたの?」「これが始まるのを待ってたんだ」
 最後に主人公がガンファイトの創始者と戦うことになるのだが、なんとそれはミッキー・ローク。いきなりミッキー・ローク! このミッキー・ロークがものすごいかっこよさ。何だか分からん魅力がムンムン。

 刹那な生き方のロマンを描く良作。
勝沼悠

勝沼悠