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ふつうの家
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ふつうの家が配信されているサービス一覧

『ふつうの家』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

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アニメタイムズ
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『ふつうの家』に投稿された感想・評価

被差別部落に生まれ育った両親の話を幼い頃から聞いて育った監督が、家の中で部落問題について議論することを禁じるという一見『お早よう』的な小さな親への反逆の物語かと思いきや、そんな簡単な話ではない。子供心に差別について意識せざるを得なかった監督本人が、そのような負の側面に耐えきれずあらゆる社会問題に対して目を背けたくなるという自分自身のドキュメンタリーへと視点をずらし、部落差別の問題に留まらず、教育についての諸問題へと発展していくのがこの映画に射程の広さを獲得させている。この映画には一般的なドキュメンタリーを見ているときに感じるようないかがわしさ、正論を糧に被写体に迫っていくような偽善的な振る舞いはなく、寧ろ不完全な監督自身がカメラの裏側から働きかけることによって、被写体と同じリスクを背負うという覚悟によって、自らを最終的には孤独な一人暮らしの生活に導くことに成功するというか、それによって初めて『お早よう』のごとく革命に成功するわけだが、それでもこの映画は最終的に再び両親の元へ戻るわけで、撮影者個人の不満と映画の倫理が鬩ぎ合った末に、映画が改めて撮影者の生まれ育った家族そのものに別のビジョンをもたらすことを願っているようにも思える。だからこそ、最後はもう少しこの映画の延長になされる議論が観れればより良かったように思えて、そのような贅沢な不満を抱いてしまう。
これもまた、生活と映画の結びつきを辿々しく考える上で非常に役立つ映画だ。