こてつママ

バース・オブ・ネイションのこてつママのネタバレレビュー・内容・結末

バース・オブ・ネイション(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

これ実は一昨日観てたんです
衝撃過ぎて文字に出来なかった

1831年
バージニア州サウサンプトン郡で
初めて奴隷反乱を起こした
実在のアフリカ系アメリカ人
ナット・ターナーを描いたドラマ

ターナー家の奴隷として
暮らしていたナットは
文字の読み書きを習得し
聖書に精通していた事から
同じ奴隷の為の宣教師となる

何もかも白人の為の説教で
奴隷は奴隷としての立場を受け入れよ
とゆう内容だった(と、私は感じた)

色々な農場へ説教に行き
酷い扱いをされている仲間を見て
怒りに溢れ、説教にも感情が溢れる

理不尽な扱い、人間以下の扱い

白人の子供が黒人奴隷の子供の首に縄つけて
ペットみたいにつれ回したり

性奴隷はもちろん、目を合わせただけで
殺される

怒りに溢れるナットは
慎重に、確実に計画を立てたが…

白人社会に立ち向かった者達の
あまりに悲しい結末に
胸が苦しい

「それでも夜は明ける」や「Help」は
救いがあったよね

これは救いがない

神様なんていない

「ブレイブハート」を観た時と同じ

ラストがショックで引きずっています

監督・主演のネイト・パーカー
この作品を7年かかって製作されたそうです
丁寧に創られたのが伝わります

余談ですが

「ブラックパンサー」を観て
デンゼル・ワシントンが涙したとか

黒人ヒーローの登場に感動したそうです
こちらも主演、監督共に黒人
デンゼルも思うところがあったようです

のほほんと暮らしている私には
想像もつかないけど

ここまで人間て残酷になれるのか

人間が1番残酷で野蛮な生き物なんだ
と思い知らされた作品でした

私の表現では
この気持ち、うまく伝わらないと思います

目を背けてしまうシーンがあります
体調の良い時に観ていただきたいです
こてつママ

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