バース・オブ・ネイションの作品情報・感想・評価

「バース・オブ・ネイション」に投稿された感想・評価

Gacha74

Gacha74の感想・評価

4.0
突出して面白いわけではないけれど最後まで目が離せない映画でした。

奴隷反乱の話。

白人側って本当に理不尽で自分勝手で残酷なんだけど、くくりではなく1人の人としてみたときに、主人公を教育した女の人みたいに黒人を同じ人間としてみようとしていた人達もいたんだろうな。いてほしいな。

主人公の主も、なんとなく悪いことってわかってるけどそれを認めるのがこわくてお酒に逃げてたり周りの人に流されたりしちゃってるっぽかった。気づいてるけど見ないフリ。

ハッピーエンドではないけど、いつかくる勝利へ遺志が繋がったよ、って描いてくれたのが救い。

主人公の熱のこもった叫びみたいな説教シーンにはぐっとくるものがある。
はせ

はせの感想・評価

4.0
1800年代初頭。バージニア州のターナー家の農場で奴隷として働くナット(ネイト・パーカー)は、幼い頃に聖書を通じて読み書きを教えられ、奴隷の勤労意欲増進のために説教をする商売に利用されるようになる。ナットは説教を続ける中で、他の農場の奴隷たちの、あまりにも悲惨な境遇を思い知らされる。理不尽な仕打ちに耐えきれなくなった彼は、自由を勝ち取るために立ち上がるが…

1831年にバージニア州サウサンプトン郡で反乱を起こした、黒人奴隷のナット・ターナーの人生を描いた伝記ドラマ。アメリカ人にとってタブーである黒人奴隷制度を扱った『ジャンゴ』『それでも夜は明ける』などに連なる作品。精神的にも肉体的にもエグいシーンが多い。ターナーの涙の説教シーンは無条件でアガる!

新鋭ネイト・パーカーが監督・脚本・製作・主演。彼は本作のタイトルはグリフィスの『國民の創生』から意図的に引用したと明言している。映画史に残る傑作でありながらも、KKKのプロパガンダだった『國民の創生』。このタイトルの引用は、アメリカにおける人種差別に対する明確な挑戦だというのだ。

しかしながらネイト・パーカーの過去のスキャンダル(真偽は定かではない)が発覚し、興行的には失敗し、アカデミー賞をはじめ各映画賞からは全く声がかからず、日本でもDVDダイレクトとなってしまった。非常に惜しい…映画史的には残念極まりない結果となった。
実話に基づく作品。奴隷、人種差別の映画の中ではかなり重め。これでもかというくらいの不幸の連発に折れずに立ち上がる主人公が良い。
グリフィス監督の白人至上主義映画「國民の創生」と皮肉を込めて同じタイトルがつけられた作品。ただ製作者のスキャンダルも重なり興行成績が振るわず、日本では未公開に。

奴隷制があった南部アメリカを舞台に、実在のナット・ターナーが起こした反乱を描く。ナットを丁寧に描写し、黒人奴隷の苦悩を生々しく伝えてくる。

映画の終盤でビリー・ホリデイの「奇妙な果実」がなんとも切なく響く。アメリカの複雑な黒人奴隷の歴史を描いた力作だ。
Naoki

Naokiの感想・評価

4.5
惹きつけられる映像ばかり、美しい。けれど残酷。
南北戦争以前、奴隷制の続くアメリカで、聖書を学び、その中に黒人奴隷の自由を見出した宣教師のお話。
望んでたのは事実に基づく話ではなく最後ハッピーエンドで終わる反撃映画やったけど、事実に基づくストーリーのこれはこれで面白かった作品だと思う。
あの反乱が無ければ、無くても今のような社会はあったかもしれないけど無かったかもしれない。そんなことを思わされた。そう考えればナットの行動はナットが望んだ子孫が喜ぶ結果に繋がってるのかなって思った。
これは、誰もが自分は安全な位置にいたいと願い行動を起こすことは難しいのに、より自由を求めて先陣を切る1人の勇気ある男の物語。
 日本では劇場未公開となってしまった。
 『それでも夜は明ける』やタランティーノ監督の『ジャンゴ』の系譜といえる、黒人奴隷の実態を描いた映画。
 今では考えられないが、売買され権利を奪われるどころか、迫害される。
 主人公は黒人奴隷最大の反乱を首謀したナット=ターナーで、その結果、自由黒人も報復として殺害された事件を描く。
 残酷な暴力描写もそのままで、過酷な現実をリアルに映し出す。
 先に挙げた二作を想起したが、こちらは主人公が説教師であるところに違いがある。
 白人は、信仰心によって奴隷が反抗するのを抑えたのだ。
 反乱に過剰な報復をされたのは、黒人に限ったことではない。『ハイドリヒを撃て』でもナチスによる報復について触れていた。
 なぜそんなことができるのか。それは特別で特殊なことではない。
 そう考えないといけない、ということなどを考えさせられた。
 
TaeTae

TaeTaeの感想・評価

3.5
BGMやエンドロールの曲は崇高なのに、拷問や殺害シーンがスプラッター系で直視できない時間が続いた。
love1109

love1109の感想・評価

3.8
歴史を知れば知るほど、悲しみと絶望の果てに多くの血や涙が流され、今があることを思い知らされる。映画の父、D・W・グリフィスが白人を英雄視した「國民の創生」と、あえて同じタイトルがつけられた本作が、強烈に、執拗に描くのは、差別され、虐げられた人たちの視点で語られるもう一つの歴史だ。それにしても、綿花畑や教会で歌われる黒人霊歌の崇高さたるや! いつも魂を奪われる。
Haruka

Harukaの感想・評価

3.7
「それでも夜は明ける」系統の、黒人奴隷時代。
白人の感情のままに暴行され、凌辱され、殺害される恐怖。一切の自由が許されない人生。
その中で、立ち上がり反乱を起こす人々はいた。
「神」をどう捉えるのかの、立場による違いや感情による違いが興味深かった。
むごい描写も多々あるが、それに終始していないのが良かった。
アメリカという国の遠くない昔の、実話に基づくストーリー。
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