きゃすばる

バース・オブ・ネイションのきゃすばるのレビュー・感想・評価

バース・オブ・ネイション(2016年製作の映画)
3.2

平和な日本で、ソファーに座り
コーヒー(砂糖ミルクなし)を
飲みながら観ていた。
家主でもある。

観終わって、ふと考えてみた。

“この映画における白人と黒人の立場、どちらかを選ばないといけないとしたら、どちらを選ぶか”

しばらく考えて出た答えにゾッとした。

どうやら私にはこの映画の白人を責めることも、黒人を憐れむ資格もないのかも知れない。

もちろん差別はいけないし、無くなるべきだと力強く思う。

しかし、こんな時代のアメリカの白人の家に生まれ育ったらどうだろうか?
差別ダメ絶対!
なんて思えないのではないだろうか。

でも、こんな小さくて大きい反乱があったからこそ今があると思えば、彼ら達の犠牲は決して無駄ではなかったのだと思いたい。