平和な日本で、ソファーに座り
コーヒー(砂糖ミルクなし)を
飲みながら観ていた。
家主でもある。
観終わって、ふと考えてみた。
“この映画における白人と黒人の立場、どちらかを選ばないといけないとしたら、どちらを選ぶか”
しばらく考えて出た答えにゾッとした。
どうやら私にはこの映画の白人を責めることも、黒人を憐れむ資格もないのかも知れない。
もちろん差別はいけないし、無くなるべきだと力強く思う。
しかし、こんな時代のアメリカの白人の家に生まれ育ったらどうだろうか?
差別ダメ絶対!
なんて思えないのではないだろうか。
でも、こんな小さくて大きい反乱があったからこそ今があると思えば、彼ら達の犠牲は決して無駄ではなかったのだと思いたい。