レヴィット

シング・ストリート 未来へのうたのレヴィットのレビュー・感想・評価

4.1
「女の子にモテたいから!」
なんてロックなんだ!
エモい!

久しぶりに映画で泣きそうになりました。
今作はカーニー監督の自伝的な音楽映画で、舞台は経済の低迷が顕著な1980年代アイルランドのダブリン。
両親の離婚問題、転校先でのイジメと決して常に笑ってられる毎日ではないけども、好きな女の子のために始めた音楽に魅了され、同じく多くの悩みを抱えたイケてない連中と共に青春を突っ走る爽快ストーリー。

ジョン・カーニー監督の映画のキャラクターって全然思うような生き方はしてなくて、周りから馬鹿にされて、めちゃくちゃ打ちのめされて傷付いて、でも好きな音楽を通して仲間と出会い立ち上がって前に突き進んでいく様には熱いものを感じますよね。

今作の主人公の状況なんて散々なものですけども、それでも音楽の力が前に進ませるし、自分の感情に従い自分の人生を生きていく姿ってのはかっこいいし、羨ましいなとも思いました。

凄く辛い状況のとき、すげーめんどくさい事態になったとき、「知らねぇよ」の精神で生きていきたいですし、なんか熱いものを感じたいときオススメの映画です。
レヴィット

レヴィット