雑食

シング・ストリート 未来へのうたの雑食のレビュー・感想・評価

4.0
1985年で大不況
親は不仲で、家庭は貧乏。学校は荒れててという最悪な日々だけど、一人の女性をきっかけとしてバンド活動に励む主人公と仲間という構図。

ただ、個人的にはネットが発達してなかった当時は、アイルランドからイギリスに行くのが希望だったんだろうなとか、その象徴が音楽の格好良さの違いだったりとか、そんな閉塞感と希望の対比が何だか心苦しく感じた。

そして1番好きなのは兄貴。
兄貴は夢破れ、うだつの上がらない日々でこうやって人生終わっていくのかという絶望感とたたかっているけども、主人公の弟に夢を託していく最後のシーンなんかは感動する。
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