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Moonrise(原題)のシネマQのレビュー・感想・評価

Moonrise(原題)(1948年製作の映画)
5.0
歪んだ画面、歩いてる足だと分かり続々と群衆が現れ、絞首刑と判明する影が映り、レバーが引かれる。強烈なカット。
そこから赤ん坊へ繋ぎ、影の恐ろしさに呆然としてたら一気に赤ん坊が青年になるまでモンタージュしていく。序盤から最高すぎ。
殺人から事故から何から何まで速い。
と思いきや、主人公とヒロインのラブストーリーは時にカメラが自由自在に動き回り、持続するワンカットでエモーションを高めてくれる。窓際のノワールな影の画面でありながら、メロドラマでもある素晴らしいツーショット。
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