体調悪い日に見て本当にキツかった映画。
間違えて人を殺してしまった人が、どんどん自責と自己嫌悪と警察に追いこまれる話。全体の波長がすごく自分の心の闇と共鳴して、しんどくなる。観覧車のシーンがすごく印…
おもしろかった!!!
ビリーの部屋の電気がゆれるシーンのおそろしさ。白黒だから余計に際立つ。
どうしても悪いほう悪いほうに考えてしまう質なので、さいご銃を持って家を出たときパーフェクトワールドの…
絞首台へ向かう足元を捉えた移動撮影から、頸部にロープをかける影が映り、刑務官がレバーを倒すとカットが変わって、宙吊りとなった人形の影が赤子にかかる。絞首刑に処された父親から、半ば呪いのような血筋を継…
>>続きを読む悔しいなあ。
映画を観ていて思っていたところを最後に黒人のおっちゃんが言ってくれた。ボーセージ監督の思惑にすっかりハマっているではないか😄。
人は憎しみに心が支配されると、なかなか抜け出すことは難…
冒頭から禍々しく、絞首台から赤ん坊用の吊るした玩具を写すシークエンスに1,2分で胸を鷲掴み。中盤の観覧車のシーンも強烈でオフュルスの『快楽』よりも早く主観落下ショットがあったとは知識不足だった。ラン…
>>続きを読む聞きしに勝るオープニング。首吊りイメージからの人形の影が赤ん坊の腹まで伸びてるのが字面以上に強烈。ここから犯行までずっと影の位置がおかしい。
視覚効果頼りでなく月の出の間だけのダンスをたっぷりと見せ…
父親の処刑から吊るされた人形の影絵がかかる赤ん坊のモンタージュ、最初の殺人まで怒涛の半生語り、凄まじい!
長回しでたっぷり撮られるダンスや遊園地デートのメロドラマぶりも充実しているのは流石ボーゼージ…
歪んだ画面、歩いてる足だと分かり続々と群衆が現れ、絞首刑と判明する影が映り、レバーが引かれる。強烈なカット。
そこから赤ん坊へ繋ぎ、影の恐ろしさに呆然としてたら一気に赤ん坊が青年になるまでモンタージ…
宙吊り≒絞首刑というサスペンスイメージ。同時期に男女のメロドラマを撮っていたボーゼージによるムルナウへの目配せは、日の出(Sunrise)に愛が成就する男女に対して月の出(Moonrise)の間しか…
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