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あの頃ペニー・レインと 特別編集版のAOIのレビュー・感想・評価

3.8
【15歳の音楽誌ライターウィリアムを取り巻く面々】

序盤は、ロックバンドのサクセス物語かと思っていたら、邦題通りペニーレインとウィリアムをとりまく青春世代の繊細な心理を描いた作品だった

ウィリアムの幼さの残る風貌と、低い声のギャップに最後まで戸惑ったが、これも思春期ボーイ特有の不安定さをよく表している

また、悪印象を与える描き方をされているあの母親は「親心」の一部をデフォルメしているようだ

小悪魔的な魅力のペニー・レインが忘れられなくなるのは、彼らだけではなさそう
彼女の魅力は、女子でもヤラレル(꒪⌓꒪)

「ファン」「サポーター」「グルーピー」「バンド・エイド」これらの違いも何となくはわかるものの「継続」が苦手で、すぐ他に興味が移ってしまう私には、この「心理」に関しては理解し難い

しかし、宗教を含め、自らを犠牲にしてでも何かを崇拝できる方に、私はとても興味がある
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