菩薩

夜汽車の女の菩薩のレビュー・感想・評価

夜汽車の女(1972年製作の映画)
4.0
家政婦は見た!じゃんとか思ったらラスト10分くらい「ん?どした?」って不安になるくらい常軌を逸してて恐ろしくなった。そもそもお姉さま(実は異父姉妹)を愛し過ぎてお姉さまの婚約相手を奪い取る時点で倒錯が過ぎるが、田中真理の顔面の血の気の無さに相反しての「赤」の連発が印象的。「割れる」と「貫く」が繰り返される、姉妹の決裂は赤と白のお召し物とで決定的になるが、血の繋がりすら超えた先の結合では2人して白の衣装を纏い、それが死装束になり血が流れ赤が挿入される。夜汽車シークエンス以降明らかに異界に突入する、そこはかとなく漂う清順み、むしろ清順より早い…?丹古母鬼馬二がヤギ引っ張ってるだけでなんか笑える。ブランコクンニ、クンニブランコ?あと海老反り立ちクンニ。
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