Jimmy

ディヴィーヌのJimmyのレビュー・感想・評価

ディヴィーヌ(1935年製作の映画)
4.0
マックス・オフュルス監督の初期作品、やっぱり「流麗なカメラワーク」に眼が釘付けとなる素晴らしいシークエンスが盛りだくさん😳w
物語面でも、田舎娘がパリの踊り子となるが、マックス・オフュルス監督が追求した「無垢と官能」を描きながら、微笑ましく楽しい映画となっている(^_^)

冒頭、田舎の農家の仕事風景が映って「農耕機が畑の土を耕しながら進むシーン」と「都会からやって来る自動車が走るシーン」を同じ構図で交互に見せる見事な映像✨
パリからやって来た女性が、農家仕事をしているリュディヴィーヌを「パリの踊り子をやればお金になる」と言って、リュディヴィーヌはパリへ行く。
そして、怪しげな劇場でディヴィーヌという名で働いたり、アパートに来る牛乳配達の青年に惚れられたり、金粉男に麻薬取り引きを手伝うように言われてり……と様々な事が起こる。
しかし、ディヴィーヌの純粋無垢な面は変わらずに、ちょっとハラハラさせられたりするものの、彼女の笑顔が素敵😊

そんなドラマの中、舞台稽古場をぐるりと回って捉えたシーン、友人女性がディヴィーヌに次々と部屋を紹介していく様子を彼女たちを真横から流れるように捉えたシークエンスも素晴らしい‼️

マックス・オフュルス監督の手腕が冴えた微笑ましく楽しいドラマと流麗カメラワークが見られる佳作🎥✨
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