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グリーンルームのmuttyのレビュー・感想・評価

グリーンルーム(2015年製作の映画)
3.8
2016年、事故で亡くなったアントンイェルチン出演作。泣泣

売れないバンド"Ain't Rights"が、とあるライブハウスにてライブ。なんとそこはネオナチの巣窟。なにを血迷ったかそこでDead Kennedysの"Nazi Punks Fuck Off"を披露。ここまじでかっこええ。しかしもちろん大ブーイング。からのなぜか盛り上げ直せてライブ成功。からの楽屋に戻ると死体が。死体と共に楽屋に閉じ込められた彼らvsネオナチ集団。いかに脱出するか。

低予算臭ぷんぷんながら、かなり引き込まれた。この監督の前作「ブルーリベンジ」ではブルー、今回はグリーン。綺麗。そして共通してグロがんばってます。なんやったらグレードアップしてて凄かった。アントンイェルチンの左腕どエライことなってたで。他も、銃で撃たれたとこからピューて出る血の放物線なんか美しかった。

なによりアントンイェルチンの声が最高に素晴らしい。超スローな英語で単語1個1個しっかり発音しながらもハスキーで甘い。かっこよすぎ。めちゃ好演技やったし。もう見られへんのか。泣泣

そしてヒロイン?のイモージェンプーツが可愛すぎる。こーゆーサグい女性たまらんて。他のも見てみよ。

そしてネオナチ集団のボスがまさかのパトリックスチュワート。静かで何もせえへんけどそれがマジで怖い。わろた。

警察よばれてもーたネオナチ側が警察だまして帰らせる方法も凄い。みんなが崇拝しててってゆー宗教感が怖い。

ネオナチが使う武器がまた恐ろしい。散弾銃とか犬とか笑。ぜったい苦しいやつやんのやつなので世知辛い。ほんでラストの、この犬のきゅんすぎるシーンも必見。

こいつは死にそうやなとか、こいつは大丈夫そうやとかなしにバンバン死んでくからほんまにハラハラ。

映画の中でもアントンイェルチンは「こんなとこで死んでたまるか」「死にたくない死にたくない」ゆーてはる。なんかすごい悲しなったで。

"I know what it is."
"What what is?"
"My desert-island band."
"Tell somebody who gives a shit."
かっけーー。わいもイモージェンプーツにあしらわれたいところ。
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