「グリーンルーム」に投稿された感想・評価

ネオナチの巣窟になっているライブハウス。荒くれ者がバックステージで起こした殺人事件の現場を、たまたまその日演奏にやって来てたよそ者のパンクバンドが目撃してしまう。

ひとまず警察が来るまで楽屋でおとなしくしてるよう指示されるが、なんだか様子が変。建物の支配人であるネオナチのボスは、目撃者全員を消して事件をなかったことにしようとしているのだ。密室からの脱出劇~。

前作「ブルー・リベンジ」がカンヌの監督週間で評価を受けて、日本公開時も結構話題になってたので観に行ったんですけど、いまいちピンと来ず~。今作でも、更に来ず~。合わないのかもな、ジェレミー・ソルニエ。スタートレックのピカード艦長が出てました。
けっこういいバンド
海外の右翼の怖さを思い知れる。

坊主のネオナチばっかりでアメリカンヒストリーXを思い出した。

このレビューはネタバレを含みます

今年最も「このハゲー!」と叫びたくなるパンク籠城スリラー。すげえ面白かった。

バンドがデッド・ケネディーズの「ナチ・パンクス・ファック・オフ」のカバーでスキンヘッズの客を威嚇する辺りからゾクゾクさせられっぱなし。
ひょんなことから絶体絶命に陥り怖い怖い。

事後の隠蔽計画込みで「一発だけで仕留めろ」とか言う嫌らしさがえらくリアルだ。
情もなく事務的に追い詰めていく気持ち悪さは排外主義の名に違わず、まったく恐ろしい。と同時に怒りを覚える。
なのでヘナヘナとした主人公たちの必死の反撃が決まると「やったぜ」というカタルシスが脳中を駆け抜ける。
これぞ閉所籠城ものの醍醐味。

よく考えるとそれは「やっつける」ことを旨とする奴らをやっつけるという、いけない醍醐味なんだよな。時々見ている自分にゾッとさせられたりする。面白いって危なさと紙一重だ。

適切なリアルさを超えている残酷描写もあるが、これはこれで唸りながら「この監督やるなコノヤロー」って感じ。訓練された犬がモニタースピーカーからのハウリングの音で逃げ出すのには考えさせられるものがあったが、俺は犬のことはよく知らない。
人として分かるのは忠義に過ぎて時に哀しい生き物であるということ。
そして、この映画で最強であること。
グロい。
アントン・イェルチェンが出てるので観てみた。サイコホラー的な映画。
パトリックスチュワートが結構シリアスなクレイジーさを発揮していました。
ネオ・ナチに復讐を。
無人島にCCRを。
打倒!右派ってな名前のバンド(aints right)がアクシデント的に送り込まれたライブハウスがガチナチの巣窟。
そしてバンドは、偶然にもスキンヘッドの過激右翼どもの内輪揉め(思想信条の問題ではないっぽい)に巻き込まれ、ライブハウスに閉じ込められてどうしよう、脱出できるか!?
という映画
暴力シーンがちゃんとエグくショッキングで、映画館のシートの上おもわず体が動いてしまう。ライブハウスの感じもよくでていて、ステッカーやらなんやらのグッズもおおきな共感を。グロシーンの鮮やかさもそうだし、スマートさが巧みですなあ。テンポいいんだけど、「テンポいいなあ」とわざわざおもわないくらいの自然な運び。するっとしてる。
「愚か者が愚かさゆえに痛い目にあう」という映画、「やばいやつに理不尽な目にあう」という映画、どちらもよくあるけど、グリーンルームは、「愚か者の愚かさに理不尽にも付き合わされて、かわいそう」という映画。「愚か者は愚かさゆえに、他者をも巻き込む」あるいは、「武力・暴力は、(パンクロックより)強い」という教訓も得られる。
ということで、カタルシス的なものの質が、「やったー!」ってなブチアゲ↑タイプではなく、「やれやれ、がんばったねえ」っていう感じ。敵を倒すことより、逃げてー!って気持ちでみてました。刺激的なムービーであり、たのしめた。よさ。
敵も味方も暴力に快感はなく、イヤな感じがあって、あの腕の傷とか絶対に負いたくない。犬ちゃんこわい、けどかわいい。NAZI PUNKS FUCK OFF!!!
楽しいぃぃいい!!(ある意味で…)


地獄ですね。
よく映画を観ていて「こんな目にはあいたくないなぁ」ってよく思うけど、その感情の最上級の作品が本作です!!

絶対嫌だ!あんなの嫌だよ!!

最初に受ける攻撃からもう怯んじゃった
かなりグロ耐性ある僕でも一瞬ウォッて言っちゃいそうになったよ!!!


あとはやはりシチュエーションとして、ひとつの建物を舞台にしているあたりが"いい映画感"醸し出してるんすよ!
たくさんの映画を面白くするアイディアが詰まってるんすよ!


映画を観る喜びスタンダードセットでした!!
アントン・イェルチン氏の遺作。
川越スカラ座にて鑑賞。
正に私の”ツボ”な作品。超楽しかった!

圧倒的なバイオレンスと血みどろの展開。
パンクバンドでツッパってるにーちゃん達が本物の”理不尽な暴力”に踏みにじられる。
ストーリーは本当にシンプルで、登場人物たちのシチュエーションも分かりやすい。
主人公たちのバンド『エイント・ライツ』がネオナチどもの前で『ナチ・パンクス・フ◯ック・オフ!』とか歌ってイキがってる感じとか最高。
本当はサイモン&ガーファンクルとかが好きなのに(笑)

マジでヤバい連中に監禁されている状況で一体どうやって脱出するのか?
ドア越しの交渉とか、暗闇の中での攻防とか、本当にスリリングで常に緊張感が漂っていた。

ボロボロにされ、仲間を失っていってもなけなしの知恵と勇気を振り絞ってネオナチどもに立ち向かう主人公たちに思わず感情移入する。
ちゃんとカタルシスを感じられるストーリー展開なので、観終わった後に爽快感を感じた。

一皮むけばこの世界には本当に理不尽で恐ろしい暴力が存在している。
”プロフェッサーX” パトリック・スチュワートが演じるネオナチの首領が超恐ろしくて実在感がある。
手段を選ばないクソッタレぶりも最高だった。

この作品、アントン・イェルチン氏が自ら出演を志願したんだとか。
彼のヘタレな感じの演技は本当に素晴らしかった。
本当に残念です。
心からご冥福をお祈りいたします…。
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