朝田

夜よりも深い闇の朝田のレビュー・感想・評価

夜よりも深い闇(1946年製作の映画)
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これはちょっと凄かった。病んだ傑作。冒頭は普通のメロドラマのようなのだが途中から一気にサスペンスになるという濃密さ。71分とは思えない。全体的に窓を巧く使った演出が多い。過去の主人公の姿が幻覚のように窓に映るシーンは鳥肌が立つ。雨が降りしきる列車の窓に主人公の表情を映すカットも何も語らずとも不穏さを醸し出している。
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