海り

不滅の女の海りのレビュー・感想・評価

不滅の女(1963年製作の映画)
3.2
動画ではなくて動く写真だ…活動写真だ…!と思った。構図が美しすぎる。

時間と空間の概念が取り払われたような感じ。昨日と今日と明日の遠く離れた場所にいる自分らがすぐそばで同居している。

女性や東洋というよくわからないし触れられない美しいものが白昼夢みたいに立ち現れて、それを追い続ける。ロマンチシズム。しかしまあそうやって美化されるのはいいんだが、質量を持って存在するものを眼差されるだけの対象として認識するのは遠慮していただきたいですよね。女性も一人の人間、トルコも一つの国家ですから。
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