「こんな仮の街で何をしろっていうの?」という女のセリフがピッタリなイスタンブールの非日常感。
男は女の不可解さを考えて墓場で日が暮れるまで虚ろに過ごす。
彼は白い車に乗るフランス人女性を聞いて回…
俺は知っている。緻密な文体破壊と徹底した記号化によってメビウスの輪を作り出す方法を。そしてその限界を。偉大なる反面教師としてのロブ=グリエ。視線に導かれるカット割り/モンタージュに意図した“ズレ”を…
>>続きを読むオーソドックスなファム・ファタールものと見せかけて、横にパンするカメラや通り過ぎる人物に重なって人が消えたり現れたりし、こちらに視線を飛ばす直立不動の人物が頻繁に配置されたりと、何とも言えぬ居心地の…
>>続きを読むキャラクターの感覚や体感時間が、演出に盛り込まれた結果が、キャラクターの硬直や、1ショット内での時間経過演出なのかなー
真の主観的な映像?を追求してるのかな
メメントっぽさある
この映画を見てるとき…
274.3184
恋物語の書き割りみたいな、こんな偽の街で何をするというの?
時間軸も実在性も解体し、寄る辺のない浮遊感、不安感そして焦燥感。認知していないものは動きを止め、認知していても実在が…
アラン・ロブ=グリエが1963年に発表した映画監督デビュー作(HDリマスター版)を鑑賞🎥
休暇を過ごすためイスタンブールにやって来た教師の男が、謎だらけの美女と出会う。
男は彼女と町を散策重ねるが…
(c)1963 IMEC