劇中の嘘と、映画という嘘。
この2つの嘘を、静かに濃密に交差させたコンセプチュアル・アートといった作品であり、しかし、コンセプトがコンセプトのみに終わらず(コンセプト倒れせずに)、コンセプトを支え…
死体が喋っているみたいな女 頬のこけがその下の骨を思わせる 瞬きひとつしない、胸がかすかに上下しているから生きているのも映像なのもわかるけど、そのほかにはほとんど運動がない
不気味な女、謎がある…
視線とショットが一緒に流れていくところ、映像の中に写真を取り込む(本当の写真ではない)ところ等、映像が遊び心満載でとても好きだった
それから「(自分の)記憶ってあんまり信用ならない」、「人から出た言…
ストーリーの順序が行ったり来たりで戸惑ったけど、大まかな内容は理解できた。でも腑に落ちない。
カメラの構図が独特というか、あまり見た事ない撮り方をしているシーンが幾つかあって良かった。金網越しに撮…
雰囲気映画でした。
アート系の作品で、謎の女の幻影を追いかける男の話かなと思います。
正直難しかったですが、幻的な演出がとても良く、雰囲気作りはかなり素晴らしかったです。
オチも個人的には好きでした…
“あなたは外国人で、道に迷ってしまった”
“ここは想像の世界よ”
嘘を嘘だと知っている。それは誠か、やっぱり嘘か。その嘘の視線も嘘の建物も、いっそ剥き出してしまえれば、最初から楽であろう。
や…
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