絵葉書の中のイスタンブール、虚構の街。
土地の持つエキゾチックさ、妖艶な女、「異国」で「異物」でいる感覚。異邦人。
街の人間達の無機物さ・空っぽの視線・まるで感情のない表情が加わって、世界の持つ不可思議さが際立っている。
置いてけぼりを食らわされるようなモンタージュの数々に映画のどこの地点にいるのかが分からなくなったり、繰り返される見覚えのある光景にイメージを上塗りされて、鑑賞している側にも戸惑いが生まれた。
さながら甘く煙たい空気の立ち込める蠱惑的な迷宮、そこでは知らない国の曲と波の音、彼女の笑う声と悲鳴が響いている、、、、、、、、
総括: かっこよすぎ
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謎の男
犬の鳴き声
人身売買
檻
「女性は汚れている」