20世紀初の大虐殺
ストーリー
1914年、オスマン帝国。アルメニア人の青年が、1人の女性と出会い心惹かれる。しかし、彼女にはアメリカ人ジャーナリストの恋人がいた。そんな中、第1次世界大戦が始まりオスマン帝国も参戦する。
主演 オスカー・アイザック
監督 テリー・ジョージ
今作の制作費は、虐殺から生き延びた家族を持つアルメニア系アメリカ人の大富豪カーク・カーコリアンが個人的に捻出しプロデューサーとして制作された。
このパケ写からしてありきたりの戦争ものかと思えば決してそんな事はなく、富、名声、家庭、戦争により全てが狂っていく人々の生き様はシンドラーのリスト的アプローチ。
第一次世界大戦の裏で大虐殺が起きていた事実を我々は知らない。
わかっていても壮絶な物語だし終着点の見えない戦争に巻き込まれた主人公達の運命を見るのは辛い。
個人的にそれでも"人を愛す"姿勢というのは想像し難く、理解できるものではない。何故なら経験をしていないから。しかし、今作を見ることによって想いに添える気持ちになる。この物語を作り後世に残したい人々の物語であり、それを記録するという意味では成功している。
いついかなる時でもカッコいいクリスチャンベイルは必見