いまからおよそ100年前におきた、オスマントルコ帝国によるアルメニア人の大虐殺の史実を映画化。
アルメニア人医学生のミカエル が主人公(「スター・ウォーズ」の最新シリーズでパイロット役も演じた)で、海外生活が長かった芸術家の娘 アナ、とアメリカ人ジャーナリストのクリス(クリスチャン・ベイル)との三角関係も絡めてある。
逃げ惑う人たち、虐殺の描写ももちろん印象に残っているが、虐殺する側のトルコ軍で自身の良心と戦ったある男性の姿も忘れがたい。
勧善懲悪ではない描写があるのとないのでは、心に残る重みが違ってくる
政策が困難と思われたこの映画製作資金 (9000万ドル)の大半を出したのは、大虐殺を逃れてアメリカにわたったアルメニア人の富豪
執念を感じた