殺る気なヘンリーシルヴァ

トルネード・ストームの殺る気なヘンリーシルヴァのレビュー・感想・評価

トルネード・ストーム(2002年製作の映画)
3.4
個人的にはヤン・デ・ボンの大作竜巻映画「ツイスター」より好きかも
良作なのにアルバトロス配給のそこらへんの底辺映画っぽいジャケつけられてしまった気の毒な作品


【感想】
人気ニュースキャスターを目指すデイリーは竜巻の発生を予測する装置を発明し証明しようとするアルレッジ博士の元に訪れる。

しかし、装置の予想ははずれ目の前で起きると予測した竜巻が発生せず
人気キャスターで竜巻ツアーを同時にこなすカートリード達にペテン師扱いされてしまう。

そんな中マークという博士に憧れる青年が現れアルレッジ博士の装置のプログラムを修正
装置は正確に竜巻を予測できるようになる。

デイリーは博士を追いかけネタにありつこうとするなか
トゥーリバーベンドという街でF5クラスの竜巻が発生することが装置の予測から判明
博士とマークそして、デイリーは街の人に注意喚起するも一年に一度のお祭りで賑わう町民は誰1人耳を傾けてはくれず
しまいには祭りを潰しかねない博士達の警告にキレた町長が警察を使い博士達を町から追い出そうとする。
そんな中徐々に雲は暗くなっていき不穏な雰囲気が漂い始める…


【感想】
パニック映画としては微妙だけど映画としては普通に面白い
ドラマパートの出来が良くて実質無駄な時間なし!
アルバトロス配給のこのジャケなので底辺映画かと思いきや普通に良かったww

デイリーは実は博士の娘で
母親を竜巻で亡くしたこと、デイリーに冷たかった事などから父親との確執があり自分の夢であるニュースキャスターの踏み台に父を使おうとするが
父親は娘の命を守るためあえて冷たくあしらっていたことを知ったマークが父、娘の中を改善してあげようとしたり

作中やな奴キャラなカードリードがラスト良い奴だったり

ドラマが普通に面白かった
作品全体のパニック間は薄いものの竜巻描写は悪くなかったしやることはやってたかな
竜巻のCGに関しては安さはあるものの作品の演出としては全然許容範囲で
粗探ししなければ普通に良かった