70年代の最重要人物の一人、フェラ・クティの戦いのドキュメンタリー。

英国の傀儡である南アフリカの白人支配を非難したうえで、被支配層の黒人政府が黒人の国民を弾圧するナイジェリアの政情をより強く非難してます。キリスト教やイスラム教と決別し、国際化ではなく「アフリカ主義」を主張。
アフリカ人としてアイデンティティを取り戻し、圧政を打ち倒すための武器が音楽だ!!

怒りと興奮で血が湧き上がる。
メッセージ性の強さだけでなく、もちろん音楽も最高!!

ちなみに、ブライアン・イーノをもって奇跡のビートと言わしめたフェラ・クティのアフロ・ビートですが、個人的には『Live With Ginger Baker』が最高傑作だと思ってます。
トニー・アレンとジンジャー・ベイカー！二人のレジェンドのドラムバトルがヤバい！マジでぶっ飛びます!!
https://youtu.be/5jbzdl9isW0?t=1161

アフロビートの産みの親、フェラクッティのドキュメンタリー。

発言がいちいちカッコいい。

Music is a spiritual thing. You don’t play with music. (If you do,) you will die young. You see, cuz, when the higher forces give you the gift of music, musicianship, it must be well used, for the good of humanity. (中略) I’m getting younger, cuz I’m doing it right.

ぱねぇ。
アラーキーも似たようなことを言っていたが、天才が才能について語るとなぜいつも決まってこうまでも愉快なのか。

No diplomacies, compromises, No marxism, leninism,,,,, Africanism.

音楽の霊性に着目し、毎晩10時間続く終わらぬアフロビートのサイクルを、年を取るにつれ若返る身体で表現し続ける。単なるプロパガンダではない、「アフリカニズム」の主張に痺れる。