村山聖の壮絶な人生が淡々と描かれていました。淡々と描かれて過ぎているため、彼がどれ程辛い思いをしていたのか、彼がどれ程葛藤していたのかが余り伝わってこなかったのが残念。それを意図して作られていたのかも知れないですが。
松山ケンイチは演技力がある俳優さんだと思っていましたが、今回も上手く演じています。それから、東出昌大の棒っぷりが今回は羽生善治にはまっていて印象的でした。
2人が飲むシーンは2人の個性がぶつかっていて非常に印象に残りました。
女を抱きたい。
そんな普通の男子が考えるような普通のことを、村山聖という天才も考えていたんだな。何だか切なくなりました。
彼がまだ生きていたら・・・。そんなことを考えずにはいられなかったです。