聖の青春のさとこのネタバレレビュー・内容・結末

#4

こんなにも命を懸けたいもの、負けたくないと思えるものに出会えることは幸せなことだと思う一方で、本人が幸せだと感じていたのかは別の問題なのかもしれない。
幸せというよりも苦しかったかもしれないけれど、それでも自分の意思を貫いた生き様はグッとくるものがあった。
なぜ将棋を選んだか、の羽生さんの答え、
さあ、でも今日私はあなたに負けて、
死にたいほど悔しい
＝負けたくない、ただそれだけ
という、理屈でなくただただ本能なんだなという答えも、なんかゾッとした。自分には感じることのない感覚なのかも。