このレビューはネタバレを含みます
戦闘シーンが腹八分目でちょうどよく、観ている人の気持ちの盛り上げかたが上手だと感じた。ハッピーエンドで締め括っていたのも、後味としてよかった。ダークな内容だったが、キャラクターの性格はサイコパスになりすぎず、それぞれに背景があってその上でキャラに徹している、というのがよかった。圧倒的だったのは、一つ目がレオンのバイクでの犬との戦闘シーン。そんな乗り方ありか、と度肝抜かれた。もうひとつはレッドフィールドとレオンが二人でゾンビの大群を相手にするシーン、接近戦でまばたきを許さないアクションの数々に見応え充分だった。これはもうモーションキャプチャでしかあり得ない。しっかりした格闘ができる演者も入ったんだなと感じた。
デジタルヒューマンを使った限りなくリアルに近いCG作品で、ここまで非現実的な内容ながら、すべてをクオリティ高くリアルに作り上げていて、本当に凄かった!街ごと背景を、このハイクオリティで作り上げるなんて、とてつもない作業量だったと推察。是非制作の裏側を覗いてみたい。圧巻の作品でした。
※向かい来るゾンビを銃で撃ち殺していく際に一人称視点のカメラになるのは、ゲームの時の感覚を思い出す意味でも、また臨場感を生む意味でも、とても効果的だった。