劇場でチラシ、予告編を観て興味をそそられ楽しみにしていた本作。監督は聞いたことがなかったダニエルズというMV出身のデュオ。あの『ハリーポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフの起用は興行的にも評価的にも大正解。エマ・ワトソンが死体役を演じればもっと世の男性も興味が湧き、同じようなことが起こるだろう。
「ファンタジーなのか」
「サバイバルなのか」
「恋愛ものなのか」
「異常者の妄想なのか」
なんとも言えない感じの作品は、死体が喋り出すあたりから鑑賞していて平衡感覚がなくなってくる。
「妄想なのか」
「現実なのか」
どう着地点を見つけて、ラストにもって行くのかが途中から楽しみになっていく。
「作り手の感性」VS「観る側の感性」
どちらが上なのかを試されているような作品で、今回の自分は・・・・
みたいな感じだが、本作を観て改めて思うことは、
「人の感性は素晴らしく限界はない」
ある意味、感心させられた映画でした。
(ポール・ダノもいい味を出しています)