インダスの大地

スイス・アーミー・マンのインダスの大地のレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.2
(記録用)まさしく、言い得て妙なタイトル。
思い返すと凄いくだらないし、スイスアーミーナイフならぬマンなラドクリフに終始(どういうことだってばよ…!?)ってなるケド、見終わった時何故か不思議な感動に包まれながらも何だったんだ…?ってなる。

終盤の二人だけの世界が…の所が凄い切なかったんですケド(ここ凄いブロマンス分かりみです)、我に返ってから思い返すとホント、何だったんだ…?滅茶苦茶近所じゃねえか…。

あとバス再現のシーンの無駄に幻想的感が観てる時は(凄い…美しい…)ってなったんですケド、これも思い返すと……いや、あれは美しかった(言い切り)美術面結構良かったです。

ラストシーンのラドクリフの笑顔とか、もう、感動の頂点みたいな気持ちになってしまったんですよ。
この感想読んで下さればバレてるかもですが、映画観てる間にだいぶ世界観に毒されてしまうんですよ。くッだらねー!って出オチスタートなのにエンドロール流れる頃には感動を覚えてますから…まじで…。でも我に返ると(何だったんだ?)ってなるのでその謎のハイからのダウン込みで楽しんで下さい。ハイアンドロー(ちがう)
あと、観終わった後(主人公の心のなんたらを乗り越える為の投影的うんぬん)とか色々考えてたんですケド、あまりにもラドクリフが強烈過ぎて時の経過とともに考察も忘れ去ってしまったので考察好きの方は早目のメモを…。


ラドクリフ(死体)の存在が人の理解を超えているので家に帰って映画の内容を思い出す度に笑いが止まらないんですケド、ほんと、何だったんですかね。死体の定義とは。

あと下ネタオンパレードですので、そういうの苦手な人は一人でこっそり観て爆笑してください…(?)