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スイス・アーミー・マンのMSTshoziのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.2
人として街に生きる人生から隔離されるも、人としての思考を持ち合わせるメニーという死体を通し、ハンクは一から人生を考えていく。
彼の語る人生は誰にでもありそうで、でもままならないようなこと。
ほぼ人の声しか使っていないBGMと展開の掛け合いのテンポが良く、スイスアーミー的部分は勢いで語られ、こちらの気分も乗せられていく。
その中で語られる人として世に生きることのあれこれが沁みてくる。
ラスト落ち込むような展開に一矢報いるあの一撃!それに呼応する!そしてあの顔のラスト!俺は両手を挙げて叫びたくなった!最高の展開だ!!!
顔の知れたダニエルラドクリフだからこそ成り立ったと言っても良い。何故なら多くの人がその生きている顔を知っているのだ。まさに「死体役」。
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