MSTshozi

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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.4

劇場での再上映を観て。
絶妙に配置され飽きることを許されない緊張感と展開。おまけにバットモービルのカーアクションまでアツイときてる。
ジョーカーの虚実の狭間の存在感。何の特殊な力もない、ただその者であ
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

残念邦題シリーズ。
理想的な生活、憧れの生活を思わせつつも、そこには過酷さもあり、徹底した軸を持ち生活を送る。そこのでの長たる父。
その価値観を笑えるもの、感心させられるもの、異常なものとしてみせつつ
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.8

序盤の展開から中盤と、それぞれのセクションでそれらしい演出、展開で丁寧に描いている分、終盤の展開に効果的。
時間をかけている分効果がある。
贋作と偽ったものを贋作として落札された、そんな彼が賭した最高
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.4

序盤の導入、引き込みには力があった。
大展開のテレビ番組シーンがピーク過ぎて、その後の展開が見え見えで冗長。
原作未読ではあるが、この原作、この配役ならもっと緊張感、展開力を期待したい。
エンドロール
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真白の恋(2015年製作の映画)

4.3

人と人の関係性の中でそれぞれのキャラクタが見えてくる展開が良い。
丁寧な描写の積み重ねで皆の心情がそれぞれダイレクトに届く。
主題歌が非常にマッチしており、ニクい。
美しい景色と、流れる時間と、全て気
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.2

シーン転換時に挟まれる街並みや海。海辺の綺麗な、少し寂れた街。物語がここで起きていることを徐々に実感していく。
リーのやるせなさ、パトリックの青年らしさには人がそこに居ることを実感させられ、笑えるシー
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(2017年製作の映画)

3.9

被写体に寄りすぎたカット、ピントのずれたシーン、映画の音声解説の場面では映画の映像とは別のカット、といったうるさいと取られかねない演出で様々な方面から視覚体験を投げかけられる。あんでは聴覚に感じたもの>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.0

展開はベタにベタをうわ塗るぐらいのものなのだが、シリーズ通してのこの2人に想いを馳せると節々の台詞やら描写の重みが尋常ではない。
彼らのここに至るまでの過去は詳細に語られず、断片的な言葉から拾い集める
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美しい星(2017年製作の映画)

3.7

原作を映画化したい、がありきで出来ているように思われ、設定を変更したことにより、終末への危機感、政治論といった部分が削ぎ落ちてしまった印象。そして、宇宙人視点からの論争も、既に様々なSFやらファンタジ>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.9

原作をうまく再編し、軽快に面白く仕上がっている。
原作なくとも、原作の面白さが伝わる作りになっている。と思う。
四畳半神話体系のアニメも踏まえてだが、原作者と監督との親和性がここまで見れるのもなかなか
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.7

ブラック企業のブラック感、バヌアツの楽園感、実家の安心感等設定、絵面がベタ。
役者の演技が秀逸で、自分の身の周りのことのように思わせる。その上で重くし過ぎないという意味で上記のベタさが一役買っている。
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標的の島 風かたか(2017年製作の映画)

3.5

反戦争、ではなく飽くまで沖縄における基地等反対であり、その活動している人を、それちら側から撮った作品。
ただ、相対する主張を入れてみたり、語りでの主張を抑える等、押し付けが過ぎもせず、今起こっている事
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.0

多種のモチーフに様々なテーマが織り込まれている。
自然と人、内と外、自己の喪失と獲得等々。
マウイの立ち位置が面白くもう少し深く考えられればと思う。本音の現れのようなタトゥーとすったもんだする、主人公
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.7

時代やらなんやら設定を、もろもろ曖昧にしていることからなんとも言えない浮遊感がある。しかしなんとも現実的と言うか。
まさに現実と夢の行ったり来たりをドラマパートとミュージカル的演出でみせながら、主人公
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.6

もともとの世界観がある前提で説明が省けるうえに、そもそも映画のためのストーリーといった点で良くまとまっている。
魔法の演出も派手だし、魔法動物も魅力的。エンターテイメントとして楽しめた。

なんだかん
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.5

実際と体感での時間の経過にズレがある。面白くてあっという間に、冗長ゆえに長く感じる事は多々あれど、このように映画を長いと感じたのは初めてである。
主人公の境遇生い立ちから考えられる様々な要素への対比的
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.3

ツボを押さえながらもうるさ過ぎない、そんなキャラたちを既存の世界観、時間軸、設定に溶け込ませ、そして彼らは長い歴史絵巻から見れば主役ではないまでも、想いを寄せずにはいられない。少し地味なRPGのパーテ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

2.9

特に新しさのないストーリー、演出、展開。ラプトル隊イカスくらいのもの。
新種の設定は良い気がしたが、活かしきれてないような。

PK(2014年製作の映画)

4.4

複数ジャンルの良いところが、まさにストーリーを、その軸を語るために編まれている。
複数の綺麗な糸で編まれた、その色の組み合わせも煩くなく、鮮やかな布というか。そしてそれはただその布を作るためではなく、
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.9

それに係る作品をいくつか鑑賞し、書籍、資料を読んでいても、それで感動し、涙したとしても、どうしても他人事であった。
この作品で主人公の日常を共に過ごす事で、はじめて、それが、その時に日々暮らしていた一
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バースデーカード(2016年製作の映画)

4.1

とある一人のアルバムを、その一枚一枚にまつわる話を聴きながら眺めた。そんな気分にさせられる。
その家族も家もエピソードも景色も、少し綺麗すぎたりするが、まさにアルバムの中の写真とすれば、自分らの身の周
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父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.9

これを観たアメリカ人の話をきいてみたい。以前そう思ったが今回もそう思う。
様々な皮肉を、それらしくなく、人に沿った目線で連ねていく。
押し付けがましくない。
もう一本の方が刺さるのは自分が単に日本人で
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.2

それぞれの登場人物への寄り添い方、バランスが絶妙。
双方同じ人間だというシーンがあるが、作り方の段階でまさにそれを体現する寄り添い方。
凄惨さ、カタルシス、狂気、それが演出ではなくそれぞれのシーンごと
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます。

邦題が鼻に付くも、ラストをみれば結果意図を汲んでいるのだろう。
一人の男に着目しつつも実はその出来事をなぞる上でのわかりやすいガイドラインになっている。彼の非日常の中の習慣、家族、過去、不安をしっかり
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デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

3.0

脚本以外総じて良かった。
大きな力に翻弄される人々の構図、黒幕を探しながらの推理小説的視点、とすればキャラクタを掘り下げられない点は仕方なしか。

クライマックスについて一定のカタルシスはあるものの、
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

4.1

絵本テイストの背景にキャラクタ。
キャラクタのデザインはシンプルだが、味があり、表情、動きが豊か。その他の表現も豊かで、セリフなしでも観られるのでは、と思うほど。
ストーリーはアイルランドの神話なりな
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.1

展開は王道にしてドラマもある。
獣の国(そこの住民)の魅力不足感。
ラストについては演出上わかり易いが、必要性もドラマもないなと感じてしまった。
師との経験が軸となっている、ということを示すのであれば
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.0

テーマ性、わかりやすさ、世界観。
何を取ってもよく練られている。
世界観ひとつでちびっこも観れる。
ここまでポップにヘビーな問題提起ができる流石。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.2

54ゴジラへのオマージュ、アニメ的アプローチ、風刺、ゴジラの空虚さ。
何を取っても想像よりも良かった。
何より伊福部昭。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.3

映像描写は言うに及ばず良い。ふともも。
音楽の使いどころ、映像との併せ方がとてもよく練られていて、音を選びに選んだのだろうと感じた。音としての言葉が大切な作品だけにここは非常に効果的だった。劇場で観て
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

ベタながら魅力的、かつ、バックグラウンドを掘り下げ過ぎないことで感情移入がしやすいキャラクターのつくり、扱い。そのバランスがいい。キャラに愛着がもてた上ですんなりと感情移入できる。
進行に行間があるも
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