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スイス・アーミー・マンのpaoのネタバレレビュー・内容・結末

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

コメディ、下ネタが苦手で、水死体に乗って海上を滑走するのを観て、観るのをやめようかと思った。

やめなくて良かった、

メニーが少しずつ話せるようになり、知的好奇心でハンクに疑問をぶつけたり、表情が柔らかくなっていくにつれ、私もハンクと同じようにメニーが好きになっていった。

終盤、サラ家族や警察官、ハンクのお父さんがメニーを見る表情に疑問を持った。なんでそんな目で見ているの?引いているの?

そうだった、彼は水死体だったわ。
水死体を好きになり、親友になり、現場から連れ去ったハンクは世間の常識から外れていることに気付かされた。

そしてとっても切なくなった。


ダニエル・ラドクリフさんとポール・ダノさんの演技が素晴らしく、観て良かったと思える作品でした。
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