KANIO

パワーレンジャーのKANIOのレビュー・感想・評価

パワーレンジャー(2017年製作の映画)
1.0
そもそも”特撮ヒーロー”と”スーパーヒーロー”における、ビジュアルや撮影技法以外のキャラクターとしてのパーソナリティが製作側で認識出来てない。
アートや脚本、音楽それぞれで作品のイメージを共有しきれていないまま完成させてしまった印象。

そのため、メガゾードのコックピットやピンチに陥った際のレッドの台詞など、前半の青春パートと後半のヒーローパートで何一つとしてトーンの整合性が取れてないクソ映画。救いようがない。

意味も無くロケーションを変えたり日にち跨がせたり、今まで見てきたキャラクターの状況を中盤で1から説明させたりと、基本的に時間の使い方がマジで下手糞。
ティーンエイジャーの葛藤が悪い意味でクソ浅く、葛藤や友情がヒーローとして活躍した時のビジュアルや演出としても何一つとして活かせてない。

クソ長い青春パートで描かれる演出的意図を、ヒーローパートでの言動で全て殺してしまっているので、何から何まで全てが破綻している。
KANIO

KANIO